
「部屋が飼い猫の爪とぎ跡だらけでどうしよう…」
「しかもかなり壁を彫られているし…」
「この状況を不動産屋には見せられないわ…」
「うまいこと直せないものかしら…」
今回は、江東区の賃貸物件で、猫が壁で爪研ぎをしてかなり酷い状態になった部屋の対応事例です。
結論から言うと完全解決はできませんでしたが、やれることをして救いがあるものになったケースです。
<依頼文>
「賃貸物件です」
「ペット(猫)のイタズラによる壁の修繕をお願いいたします」
「かなり状態が酷いので、お受けしていただけるか不安です」
「よろしくお願いいたします」

ポリバレンテは簡単に見放すことはしません。
どんな状況であっても、あなたのために、何かできることを考えます。
ガイドライン(賃貸物件のルール)をざっくり言うと
賃貸物件では「誰がどれくらい原状回復費用を負担しなければならないか?」のガイドラインがあります。
ペットによる壁のキズや汚れについては、入居者ご自身が補修費用を負担しなければなりません。
「補修費用の負担」については「賃貸物件の原状回復ガイドラインについて」を参考にして下さい。
原状回復義務を負う具体的な事例
そして、原状回復義務を負う具体的な事例は以下のような場合です。
- ペットによる壁紙に生じた損傷
- ペットによって生じた臭いや壁紙の変色
- 故意や過失による壁紙に損耗等を発生させた場合
その他の原状回復義務を負う具体的な事例は「原状回復義務を負う具体例」を参考にして下さい。
壁紙の貼り替えは絶望的
あまりの箇所数の多さに、壁紙の貼り替えは絶望的でした。
そこで、お客さんへの提案は以下の通りです。
- 下地は何とかなります
- しかし、箇所数が多いので部屋全体の壁紙を貼り替える必要があります
- その場合、不動産屋に連絡せず、無許可での工事はできません
- 仕方がないので、現状のまま不動産屋に確認してもらうか
- もしくは、事前に酷いところだけでをパテで補修し、壁紙は貼らない状態で不動産屋に確認してもらう
(そして壁紙貼り替えの許可をもらう)
最大の問題は「現状の部屋を見られる」ことです。
悲惨な状態の部屋を不動産屋に見られたら、多額の原状回復費用を見積もられてしまうでしょう。
かと言って、見せないわけにもいかない。
賃貸物件で工事する場合の課題
賃貸物件で工事する場合の課題を「賃貸物件で工事する場合の課題」で解説しています。
お客さんからの回答
お客さんからの回答は以下の通りです。
「本日 大家さんとの話がまとまり、一旦現状のまま引き渡しをして 不動産会社の指示に任せしてほしいとの事になりました」
「つきましては、先日ご提案いただいた『酷いところだけ』を事前に補修していただければと思います」
「壁紙は現状のまま引き渡すことにします」
これで、完全解決とはいきませんが、最悪の事態は回避できそうです。
猫の爪とぎ跡が酷い下地(石膏ボード)をパテで補修
えぐれた下地(石膏ボード)を中心に、かたっぱしからパテで補修しました。
パテを掛けただけですが、下地のえぐれた状態がきれいになったので、お客さんに安堵の表情が見て取れました。





「パテを掛けただけ」を侮ってはいけません。
きれいにパテを仕上げることで、印象はかなり変わります!
作業内容詳細
作業の詳細は以下の通りです。
- ひどい箇所もふくめ、爪研ぎで削れた下地を全てパテで補修をする
- ボロボロに損傷した壁紙は、部分的剥がし、そのままにする
パテで補修するため、現状より大きく壁紙を剥がします。
ボロボロの状態がなくなり、お客さんの気が楽になるということです。 - パテで補修したところはドライヤーで乾かし、ヤスリできれいに仕上げる
見た目も格段にきれいになり、すぐに壁紙を貼れる状態です。
その他の「猫」の施工事例
その他の「猫」がやらかした壁紙の破損を補修した事例は「『猫』のやらかしを補修した事例」をご覧ください。
料金について

今回の料金は2万5千円です。(消費税・駐車料金は別途)
※物価がどんどん上がっています。
このページで表記した料金は「目安」にとどめて、随時ご確認下さい。
- お支払いは工事当日に現金でお願いします
- 事前にメールで工事料金を提示します
- 工事内容の変更や追加工事がない限り料金は変わりません
工事料金について
工事料金については「金の話はシンプルが一番!工事料金のすべて」をご覧ください。
諸経費について
諸経費については以下をご覧ください。
- 「出張料に関して」
江東区の方は出張料が無料です。 - 「駐車料金に関して」
後日談
「おかげさまで、とりあえず壁紙の貼り替えだけで何とかなりました」
というご報告がお客さんからありました。
これはつまり「下地(石膏ボードなど)に関して、不動産屋から指摘されなかった」という事です。
これで、必要以上に原状回復費用を請求されることがなくなり、最悪の事態は避けられたようです。
まとめ
ペットによる壁や壁紙の破損を補修する上で、最大の壁になるのが「破損箇所の量」です。
部屋全体の壁紙の貼り替えが必要になるほどの状態になってしまうと、大事になります。
そうなると、お客さんが望むような解決(原状回復ゼロの補修)をするのが難しいです。
今回のポイントは、
- 猫の爪とぎでえぐれた下地をパテで補修する
- そのうえで、現状を管理会社に確認してもらう
- 壁紙の貼り替えだけで済んだ
今回の補修は言い換えると「ダメージコントロール」です。
管理会社に悲惨な部屋の状態を見せずに(下地だけをきれいに補修したこと)、状況に素直に対応したことで「壁紙の貼り替えだけで済む」という私の想定以上の結果となりました。

どんな状況であっても、ポリバレンテはできるだけあなたの負担を軽減したいと思います。
【補足】猫の爪研ぎ対策
今回の事例の様な状態になってしまうのを避けるためにも、できるだけ猫に壁で爪研ぎをさせないように工夫する必要があると思います。
私も猫を飼っているので、その経験から、新居で暮らす前にした方が良いことや実体験から「ネコの爪研ぎ対策」をコラムにしました。
ネコの爪研ぎ対策のコラム
興味があればお読み下さい。
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