港区のマンションで、子犬がほじった壁を「壁全体の壁紙を貼り直して補修」した事例です。
「築3年のマンションを購入しました。」
「前のオーナーさんの子犬が壁をひっかいたそうで、写真のような有様です。」
「壁紙だけでなく、壁もほじられています。」
「壁にコーティングがされているかどうかはわかりません。」
「直していただけないでしょうか。」
「また、壁全体を貼り直した方が目立たないでしょうか。」
「見積もりをお願いいたします。」
というご依頼です。
現状は壁の下地がほじられて、角のパテが剥離
現状は「袖壁」の下部の下地(石膏ボード)が若干ほじられ、角のパテが剥離していました。

今回のような壁を専門用語で「袖壁(そでかべ)」と言います。
それでも、下地の損傷具合は「たいしたことはない」と言って良いでしょう。
角は、パテが剥離しやすい場所なので大きな問題ではありません。
ちなみに、お客さん自身で、壁紙をきれいに剥がしています。
DIYで直そうしたそうです。

壁の角は、施工難易度が高い場所なので相応の技術が必要です。
素人では無理でしょう。




コーティングはしていない
メールで送られてきた画像から、「現状の壁紙にコーティングは、恐らくしていない。」と判断しました。
なぜなら、壁紙がきれいに剥がれているからです。
コーティングがしてあると、こんなにきれいに壁紙を剥がせません。


実際に、工事当日に確認したら、予想通りコーティングはされていませんでした。
コーティングについて
壁紙にコーティングがしてあると工事の難易度が上がります。
コーティングについては「コーティングが塗ってある壁紙」で解説しています。
下地を補修し、小壁全体の壁紙を貼替え
ほじられた壁の下地はパテで補修しました。
パテだけでも十分きれいに補修できます。
壁紙は、お客さんの要望通り、袖壁全体を貼り替えました。
個人的には「壁紙の部分補修」でも「全体の貼り替え」でもどちらでも良いとは思うのですが、「購入されたばかり」ですし、壁全体を貼り替えた方が精神的にも良いと思いました。

どちらでやってもきれいに仕上がります。
ただ、「部分補修をした。」と分っていると、心に引っかかりがある点がよろしくないと察しました。
ちなみに、その際「下がり天井」も一緒に貼り替えています。
壁とつながっている面積が多いため、ロットの色違いが目立ってしまうのを防ぐためです。
ロット番号について
ロット番号について「ロットとは」でわかりやすく解説しています。



壁紙の品番はデベロッパーに確認
事前にお客さんが壁紙の品番を調べてくれました。
デベロッパーに”根気強く”問い合わせをして確認できたそうです。
壁紙の品番はデベロッパーや施工業者に問い合わせをするのが一番正確です。

ポリバレンテに、今貼ってある壁紙の一部を剥がし、サンプルとして送ってもらい調べる方法もありますが、もらったサンプルと見本帳を見比べるというアナログ作業なので、正確性が劣ります。
似た壁紙が多いからです。
業者に問い合わせする際のアドバイス
お客さんの話を参考にして、「業者に問い合わせをする際の助言」というコラムを書きました。
料金について

工事料金は35000円です。(消費税・出張料・駐車料金は別途)
(壁紙のグレードが高いのと壁紙の貼り替え量が少し多いので)
※建材代がガンガン上がっています。
このページで表記した料金は「目安」にとどめて、随時ご確認下さい。
なお、お支払いは工事当日に現金でお願いします。
事前にメールで工事料金を提示します。
工事内容の変更や追加工事がない限り料金は変わりません。
工事料金について
工事料金については「工事料金について」をご覧ください。
まとめ
袖壁全体を貼り替えたことで、きれいに仕上がりました。
ちなみに、同じロッドの壁紙であれば、部分補修でもそんなに目立ちません。
「壁全体の貼り替え」と「部分補修」では、どちらが目立たないかは言うまでもありません。
今回は事前に壁紙の品番が分ったこともあり、壁全体を貼り替えた次第です。
部分補修と比べ作業量が多くなるので、その分、料金も割高となります。
ご理解下さい。
お問い合わせはメールで24時間受け付けます

即日返信します。
お問い合わせの際は以下をご連絡下さい。
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- 住所(○○区□□までで結構です。)
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ポリバレンテは有名ゼネコンやハウスメーカーのクレーム処理をしていた職人です!
難関現場の最前線で活躍した職人が補修にお伺いします!
ポリバレンテの対応エリアや工事料金の目安は「HOME」をご覧ください。
「マイホーム(持ち家)の修繕」を検討中の方
ちなみに、ポリバレンテの本業は「壁紙の職人」ですが、長く職人をやっていると本業以外の作業をする場面が多くありました。
また、賃貸物件の原状回復工事をやるようになって、さらにその機会が増えました。
「マイホーム(持ち家)の修繕」を検討中の方は、以下のサイトの「施工事例」も参考にしてください。
※なお、専門業者よりクオリティが劣ります。
「使えるようになれば良い!」「ぱっと見、不快じゃなければ良い!」
という方向けです。
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