賃貸物件でペットに壁や壁紙を破損されてしまった場合、安く壁紙を補修する方法は、次の一択しかありません。
「損傷したカ所の壁紙は、部屋の中に貼ってある壁紙を再利用して補修する。」
この方法は賃貸物件で、安く、きれいに、壁紙補修をするための大事なポイントです。
以下で詳しく解説するので、この工法の意図をよく理解して下さい。
※持ち家であっても、補修用の壁紙を持っていない方は、この補修方法の対象です。

補修用の壁紙はどうするのか?

賃貸物件で壁紙補修をする際に「損傷したカ所を補修するための壁紙は、どのように準備するのか?」という課題があります。
「新しい壁紙を準備(購入)すれば良いじゃないか!」では、上手く行きません。
ざっくり言うと、今貼ってある壁紙と新しい壁紙(購入した壁紙)では相性が悪い。
新しい壁紙で補修すると、色が違って見え、「ここを補修しました。」と分ってしまう場合が多いです。
壁紙の補修工事には、ルール(制約)があります。このルールを守らないと補修工事は上手く行きません。

壁紙補修のルール

壁紙補修のルールは、「同じ番号の壁紙で補修すること」です。
壁紙には二つ番号があり、一つ目の番号は「壁紙の品番(型番)」そして二つ目が「ロッド番号」です。

「ロッド番号」とは、ざっくり言うと、壁紙を生産した時の「インクの番号」です。
「ロッドとは」のページで、ロッドについてもっと詳しく解説しています。

壁紙を補修するには品番だけ合わせても上手くいきません。ロッド番号も合わせる必要があります。だから、同じ品番の新しい壁紙を用意するだけじゃダメなんです。

解決方法

このややこしい問題の解決方法は、「部屋に貼ってある壁紙を使う。」ということで解決できます。
部屋のどこかの壁紙を剥がして、再利用して補修します。
ちなみに、「剥がした場所」は、似たような壁紙で貼り戻します。

例えると「皮膚移植」

壁紙の補修は、皮膚を移植するような感じです。損傷したカ所を「剥がした壁紙」を再利用して、皮膚移植のように部分補修をします。

剥がす場所の候補

壁紙を剥がす場所の候補は、クローゼットの中や下駄箱の下などが代表的です。
その他、「違う壁紙を貼っても分らない。」という場所がいくつかあります。

※剥がす場所の候補は「剥がす場所の候補」のページで詳しく解説しています。

「剥がす場所ギャラリー」のページでは、ギャラリー形式で剥がす場所を解説しています。

違う壁紙で貼り戻すのは抵抗がある

「剥がした場所に、違う壁紙で貼り戻すのは抵抗がある!」と思う方も少なくないと思います。
大丈夫です。違う壁紙を使っても、そんなに違和感を感じません。「違う壁紙が貼ってある。」と分らない場合がほとんどです。
当然、剥がす場所や使用する壁紙には、おじさんも気を遣います。バレたら意味がないから。

剥がした場所に使う壁紙は「在庫」か「事前に準備」

剥がした場所に使う壁紙は、おじさんの車に、積んである在庫の中から一番合う物を使います。
もしくは、事前に準備します。
今部屋に貼ってある壁紙の切れ端を郵便で送って下さい。
カタログの中から、一番近い壁紙を手配します。

※壁紙を送る際は「壁紙の切れ端を送る際の注意事項」をご覧ください。

これまで、壁紙を事前に準備せずに、ぶっつけ本番でも何とかしてきました。
当然、壁紙を事前に準備するのが一番安心です。(おじさんにとって)
ちなみに、事前に準備する方が少数派です。
だから、おじさんはいつもハラハラドキドキ。楽しい仕事をしております。

ポリバレンテインテリアの対応エリアや工事料金の目安は「HOME」をご覧ください。

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